血液型占いは日本の中でも有名な占いの一つです。占いの結果として4種類しかないということもあって、単純でわかりやすいというのが受けている理由なのでしょう。誰しも知っているものですので、集団でまずコミュニケーションをとるとなると血液型の話から入るということも少なくありません。今回は血液型占いがなぜ日本で受けているのかと言うことについて解説していきます。
血液型占いとはどんなものなのか?
そもそも血液型と言うのは1901年にオーストリア人によって発見された赤血球の抗原の種類の分類法によるもので、ABO式血液型を属性とするならば合計4種類に分かれます。日本においてはA型が一番多くて、次いでO型、B型、AB型の順で推移しています。国によってはO型が一番多いなど国による違いはあります。
血液型占いとはこのABO式血液型をベースにした日本で発明された占いの方法です。特に1970年代からテレビ番組などにおいて血液型占いがコーナーとしてあったこともあり、現在では誰でもわかる占いの一つになっています。世界の中では血液型と占いを結びつけるということがないためにこの占いは普及していないわけですが、近年韓国や台湾などアジアの地域で知られています。
血液型に関する性格判断は果たして当たるのか?
血液型占いでは4種類の血液型をベースとして性格判断を行うわけです。例えば、A型であれば几帳面、B型であれば自己中心的、O型であればおおらか、AB型であれば二重人格と言ったことが言われています。血液型をベースとした性格判断は日本において多くの人が信じているというようなデータがあるわけですが、科学的に信頼できるのかどうか怪しいところもあるのではないでしょうか。
実際のところは血液型の成分の違いが性格形成において何らかの影響があるということはわかっていないようです。科学的な根拠がないということですが、占いの結果を見るとなぜか当たっている感じがするというのが血液型占いの良さだったりします。
なぜ日本で血液型占いが受けているのか?
こんなに科学的根拠がないということが言われているにもかかわらず、日本で血液型占いがもてはやされているのでしょうか。これは結果が大きく分けて4種類しかないということで、とてもシンプルであるというのが大きいでしょう。シンプルだからこそ血液型の話がいろいろな世代がいたとしても集団で成り立つわけです。
血液型占いの結果については誰にでも当てはまりやすいことがありますので、そこで特定された性格を自分でも取ってしまいがちです。結果を信じてしまえば実際にその通りの行動を取ってしまうために、そういう性格になりがちです。占いの結果について多くの人が外れていたのであればそこまで受け入れられなかったわけですが、多くの人が当たっていると思っているからこそ今までずっと普及しているわけです。
血液型占いをどのように楽しめばいいのか?
血液型占いをどうやって楽しめばいいのかと言うと、あくまで占いと言うことで考えていけばいいのではないでしょうか。別にこれによって性格が決まるというわけでもありませんので、占いの結果を見てポジティブな結果についてはそれを伸ばして、ネガティブな結果についてはそれを是正すればいいでしょう。
実際に電話占いによって血液型占いを行う場合と言うのは、相手との相性について占ってもらうことが多いです。こういうところでは単なる血液型を素材としているわけではなく、心理テストなどと組み合わせた占いを行っていたりします。血液型占いだけでなく他のものと組み合わせることによって、より信憑性が増してきます。